昨日、東京オリンピックの記念硬貨が風神雷神になったというニュースを見た。昔から悪魔が出てくるような宗教画であったり怖い神様みたいな絵が凄い好きな俺はそのニュースを見てもっと怖い絵を見たいなとふと思い調べることにした。調べていくうちにブリューゲルという画家が描いた死の勝利という絵にぶち当たった。これがとんでもなく俺のタイプで一目惚れした。骸骨が人間達を襲っておりその攻撃に人間たちは全く抵抗することが出来てないという絵。殺し方も様々で罠を作ってそこで人をたくさんおびき寄せたり斬首していたり首に重りをつけて溺れさせたり。右下に描かれている1人の騎士は抵抗しようと剣を抜いているけど既に周りは骸骨だらけだし恐らく勝機はない。その騎士の近くに2人の人間が楽器を弾いて楽しんでいる姿があるけどそれがまた死の直前の束の間の幸せのようで絶望感を感じさせる。左上では船に乗った骸骨たちがラッパを吹いており勝利を確信している。左下には王様が骸骨によって倒され、金貨を盗まれている。この絵は当時はやっていたペスト菌による伝染病によって訪れる死は階級や身分関係なく訪れさせるものでその死に対する考え方が現れた絵だというのをネットで調べて知った。死の考え方は2つあって骸骨が踊って人を誘い死に誘う死の舞踏と前述した戦って殺し死に誘うという死の勝利。こういう死に対する考え方もすごく面白くてそれが絵によって表現されているところにめちゃめちゃ魅力を感じる。もっと調べて見てみたい。
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