Base Ball Bearの愛してるという曲

つい2日前、部活に向かってる時にふと今年の夏はベボベを全く聴いてないことに気がついた。ベボベに出会った中3の時から俺の夏はベボベでずっと始まっていた。歪みがない清涼なギターサウンドに爽やかな夏と絵に描いた高校生の恋愛のような初々しい恋を連ねた歌詞は俺の憧れとしっかりと合致しそのまま俺の心を掴んだ。自分はそのときによって聴く音楽がかなり変わるので心の移り変わりは速かったけどそれでも夏が来れば無意識にベボベを聴いてこんな爽やかな生き方や恋愛をしてみたいなあと思いを馳せていた。でも人は歳を重ねると色々な経験やネガティブな感情を抱かせない防衛反応から考え方も変わるもので今年の夏はベボベを聴かずに過ごした。つい2日前にそれを気づき色んな曲を聴き漁るもやっぱり曲は良くてハマり直したけど歌詞には全くついてくれなくなった。なにか客観的に見るようになってしまった。絵本を見てこんな王子様になりたいと思う子供がいつしか大人になっていく過程で王子になんてなれないと諦め生きていくように俺もベボベの歌詞に憧れ大人になっていく過程でこんな人生は俺には到底叶わないと諦めた。愛してるという曲がある。その曲は愛してる愛してると軽く言う人達を皮肉りサラッとそんな言うほど愛してんのか?と刺してくるような歌詞になっている。ベボベは爽やかな歌詞だけではなくてこういうちょっと釘を刺してくるような歌詞も書けるのが俺はめちゃくちゃ好き。前のように熱い憧れをもってベボベを聴く夏はきっと二度と来ないのは寂しいけどベボベに出会えたことに感謝したい。

濡場の無い映画を求めて

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